FLAT4 Vintage Car Collection
1956 ROMETSCH BEESKOW CABRIOLET
BASIC SPEC《基本仕様》
年式 | 1956年式 |
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車台番号 | 1-0586 400 |
圧縮比 | 6.6 : 1 |
最高出力(SAE) | 57HP/4,200rpm |
ボディカラー | ブラック(L-41) |
内 装 | モスグリーンレザー |
キャブレター | SOLEX 28PCI W/JUDSONスーパーチャージャーKIT |
排気量 | 1,580cc |
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ボアxストローク | 77mm × 64mm |
全 長 | 4,400mm |
全 幅 | 1,580mm |
全 高 | 1,350mm |
重 量 | 800kg |
Commentary《解説》
1924年にラグジュアリーコーチビルダーとして”Fredrich Rometsch”氏がドイツベルリンに設立した「ROMETSCH KAROSSERIE」社は、1951年より、VWシャーシをベースにボディは木型を元に1台当り1,000時間以上費やしてアルミを叩き出して作られたクーペとカブリオレの2タイプの”ROMETSCH”を製作しました。中でも、カーデザイナー”Johannes Beeskow”氏の手によってデザインされた’51-’56年までの”ROMETSCH Beeskow”は、そのエレガントなボディラインが人々を魅了し、1954-56年の3年連続でデザインの美しさとコーチビルドのクォリティーに対して贈られる「Golden Rose in Geneva」を受賞しています。 エクステリアにも当時の欧州各国の高級車からパーツが流用され、当時の高級車と言われたPORSCHE 356やKarmann Ghiaを遥かに凌ぐ究極のラグジュアリーカーとして君臨していました。
こちらの’56年モデル Cabrioletは、まさにその流れるようなエレガントなボディフォルムから”バナナカー”と呼ばれたROMETSCH前期型モデルで、前開きのスーサイドドアや通常のカブリオレモデルに見られるワンピースサイドウィンドーではなくベントウィングを備えた非常に貴重な個体は、世界に2台しか存在しないと言われる幻の1台です。
更に、Judoson製スーパーチャージャーを搭載した36HPオリジナルスタンドエンジンやデザイナー”Johannes Beeskow”氏の直筆サインが残されたグローブボックスなど、貴重なディテールを備え、2004年11月に日本上陸後、FLAT4本社にて定期的に展示ディスプレイしている他、快調なエンジンサウンドを奏でながら、国内のVINTAGE VWイベントやラリーなどにエントリーしています。
FLAT4 Blog introductory article《ブログ紹介記事》
- ・2005.12.5 「HotRod Custom Show 2005」
- ・2006.5.23 「東京本社、展示車両の入れ替えを行いました。」
- ・2007.7.20 「2Fショップ展示車両入れ替えの季節です!」
- ・2008.1.28 「2008 New Year Meeting参加!」
- ・2009.4.2 「六本木ヒルズにて展示中!」
- ・2009.4.27 「コーチビルドCONV.モデルが東京本社にラインナップ」
- ・2011.1.18 「東京本社2Fに貴重なコーチビルドカーが並びました。」
- ・2012.6.20 「名古屋にて「LET’S PLAY Beetles」展スタート!」